■ 2003 11 12 |
タイヤについて 今回は、よく聞くタイヤの段減り、遍摩耗について考えてみたいと思います。まず、各車輌にはタイヤ空気圧が メーカー指定<バイクメーカー>されていますが、<ビーエムなどは、一人乗り二人乗り荷物積載時にまで細かく指定している> これは、そのバイクに、どこの誰が乗っても安全に、そのバイクの性能を引き出せるように設定されたものです。 最近のリッターバイクなどは、かなり高性能で300q/hが本当に出るものもあり、それに対して開発したタイヤがノーマル状態で 装備されたりしています。 <しかし日本国内の交通状況では指定空気圧が若干、高いと言う話も聞きます> 要するにタイヤは大変に重要だとメーカーも思っているわけです。 その、重要なタイヤの空気圧がとても少なかったりした場合に危険だと考えるべきだと思います。 さて段減り等の話ですが、空気圧が低いときや高すぎても発生するようです。 特に、一ヶ月に一回も空気圧をチェックしない人が時々いますが、そんな人に多いのが、まんなかが異常に減った四角いタイヤや トレッド段減りの激しいタイヤが大半です。 指定空気圧にしているつもりでも、メーカーやタイヤの銘柄によって違いますが、若干の段減りする事があるようで、最近のタイヤは 空気圧に敏感になっているように思われます。 そのかわり毎年、性能が上がっているし、メーカーも努力しているらしです。タイヤもサスペンションの一部と考えから少しチューニングして みましょう。 まずメーカー指定の空気圧で走ってみてください。そしてゴツゴツした感触や、わずかな路面のギャップ等で跳ねるような感じでしたら 10kpfから20kpa<0.1から0.2kga/p2ぐらい空気圧を落としてみましょう。随分と、しなやかな感じになると思います。 逆に腰のない感じや、くだける感じの場合は10kpaから20kpa上げてみましょう。いずれもタイヤの冷間時です。 よく空気圧が、低すぎる状態でタイヤが、ねばる感じをグリプ感がある事と勘違いしている人がいますが、最悪パンクする恐れがあります。 またレース対応のハイグリップタイヤなど、タイヤメーカーの指定空気圧は低い指定が多いですが、それは、サーキット走行などでは、 タイヤの温度上昇が激しくタイヤ内圧が高くなるからで、ストリート使用なら指定より若干、空気圧を上げたほうが、路面のうねりや 縦溝にハンドルを取られにくくなります。 <余談ですが前後のタイヤの溶け方でサスセット、もわかります> ビーエムに限っての話ですが、サスペンション機構の特異性から、フロントタイヤにかかる負担は、他のバイクにくらべ違った負担のかかりか たがあるようです。その為に段減りも、しやすいのかもしれません。しかしその特徴的なサス構造のおかげで、特別なハイグリップタイヤを使 用しなくても、かなりのレベルで安心感のあるライディング性能を発揮します。よく言う、車体でグリップするんですね。 <もちろんサス機構だけの、おかげではない> 話は戻って、それとは別に、これは他のバイクでもそうですが、バイクをコーナーリングするとき、ハンドルがセルフステアする動き <ハンドルが切れようとする動きで、危ない切れ込みではない>を無意識に押さえ込んだり、ハンドルをこじる様な乗り方や、ツーリングタイ ヤで割と激しくコーナーリングやブレーキングをしたり、ハイペースで峠等を走られるかたも、段減りさせやすい傾向の人でしょう。 私もツーリングタイヤの時は、5分山ぐらいでタイヤサイドの段減りや遍摩耗で使用不可の状態で悩んだ時期がありました。 あるメーカーさん関係の人に相談したところいっそハイグリップタイヤにしたら、と言われビーエムにハイグリップはいらない と思いながら<前述の理論で>使用してみたところ、ほとんど段減りも起こらず綺麗にタイヤが減りました。 うまくハイグリップを使用するとツーリングタイヤより逆に長持ちしたわけです。<私の場合> とにかく、こまめに空気圧をチェックしましょう。それから自分にあった空気圧をチューニングしましょう<あくまでも安全な範囲で> これらの話と、前回のサスのをリンクさせて考えると段減りも随分と違ってくるはずです。 タイヤが命を載せているぐらい思っても間違いではないはずです。 いくら良いバイクでも、いくらよいサスペンションに替えてもタイヤがダメなら意味無いじゃーん 「文書」 松山かずゆき カスタムバイクショップ モトエクスライド のサイトへ |